阪神・淡路大震災から30年 記録映画「フェニックスは飛んだ」制作プロジェクト
震災の記憶を未来へつなぐ記録映画制作
1995年1月17日に発生した阪神・淡路大震災の被災地・神戸で、当時ラジオリポーターを務めていた三条杜夫さんが、震災の記憶を後世に伝えるための記録映画を制作されています。三条さんは震災直後から約1,000枚に及ぶ写真を撮影し、被災者の声をラジオで伝え続けてきました。震災から30年を迎える節目に、当時の映像や音声、そして今を生きる神戸の人々の姿を織り交ぜながら、「あの時」と「この今」を結ぶ作品づくりに取り組まれています。映画制作には三条さんの長男や映像作家の協力も得て、時代に合った形で震災の記憶を伝えることを目指しています。
震災を知らない世代へ伝える使命感
震災発生から30年が経ち、当時の報道に携わった多くの方が現場を離れ、震災の実情を知らない世代が増えています。そんな中、フリーアナウンサーとして現役を続ける三条さんは、若手記者からの「震災のことを改めて伝えてほしい」という声を受け、震災朗読劇の開催や音声資料の公開などを通じて、自らの言葉で震災の記憶を語ることの重要性を再認識されました。震災報道の生き残りとして、三条さんだからこそ伝えられるリアルな体験とメッセージを、次の世代に届けることに強い想いを抱いておられます。
貴重な記録を未来へ届けるために
2023年には震災当時のラジオ放送のカセットテープが偶然発見され、CD化して公開したところ多くの反響がありました。現在は写真や音声資料を整理しながら、映画の脚本制作や構成演出を進めています。さらに、ドローンによる空撮で「30年後の神戸の街の今」を映像に収める計画もあります。震災の悲しみと希望を映し出すこの記録映画は、未来に向けて生きる喜びや命の尊さを伝える作品となるでしょう。詳しくは、プロジェクトページをご確認ください。