“二人で空へ―鳥人間コンテスト最大機体の夢”の挑戦を全国へ届けたい
唯一の二人乗り人力飛行機チーム
芝浦工業大学の鳥人間部「Team Birdman Trial(TBT)」は、鳥人間コンテストにおいて唯一の二人乗り人力プロペラ機を開発・製作しているチームです。代表の野口陽香さんをはじめ、171名の部員が翼班やフレーム班など複数の班に分かれて、毎年一機の大型機体を完成させています。主翼幅は39メートルと中型旅客機に匹敵し、その迫力ある飛行は多くの注目を集めています。
二人乗り機の設計と費用の難しさ
二人乗り機は一人乗り機に比べて大きく重いため、設計や製作に多くの困難が伴います。単純に機体を拡大するだけでは強度不足となり、より強固な構造設計が必要です。また、39メートルの機体を分解して運搬できるように設計しなければならず、設計制約は非常に厳しいものとなっています。さらに、製作費や運用費は約945万円にのぼり、他の一人乗りチームの2倍以上の費用がかかることも大きな課題です。
クラウドファンディングでの支援募集
こうした高額な費用負担や設備の老朽化に対応するため、TBTはクラウドファンディングを立ち上げました。目標金額は70万円で、機体制作材料費や設備費に充てられます。支援者にはオリジナルグッズや作業見学会の参加権など多彩なリターンが用意されています。二人で空を飛ぶという夢と技術の挑戦を続けるTBTの活動を、ぜひ応援してみてはいかがでしょうか。詳しくはプロジェクトページをご覧ください。