MIRUIプロジェクトVOL.49|魚河岸シャツの涼しさを多くの人に知って欲しい
魚河岸シャツの魅力と歴史
静岡県焼津市発祥の「魚河岸シャツ」は、昭和初期に漁師や水産加工業者が着用していた手ぬぐい生地を仕立てた襟なし半袖シャツがルーツです。注染そめという伝統的な染色技法で染められた綿100%の生地は通気性と速乾性に優れ、夏でも涼しく快適に過ごせるのが最大の特長です。魚河岸シャツは「呼吸するシャツ」とも称され、地元焼津の文化と生活に根付いた衣服として、今も多くのファンに愛されています。濱いち屋さんでは150種類以上の多彩なデザインを取り揃え、伝統と新しさを融合させた商品展開を行っています。
地域活性化と文化継承の取り組み
魚河岸シャツは単なる衣服にとどまらず、焼津の地域活性化や文化継承の象徴としても注目されています。濱いち屋の川合優基さんは、焼津の歴史や魚河岸シャツのルーツを調査し、大正生まれの長谷川寅吉さんから貴重な手ぬぐい襦袢を託されるなど、地域の絆を大切にしています。また、魚河岸シャツ祭りやレインボーマーケットなどのイベントを主催し、地元の活気を取り戻す活動にも力を入れています。さらに、静岡県文化財団のアートプロジェクトに参加し、アーティストと連携して焼津の魅力を発信しています。
魚河岸シャツの未来とプロジェクト詳細
今回のクラウドファンディングプロジェクトでは、魚河岸シャツの涼しさや注染そめの美しさをより多くの人に知ってもらうことを目的としています。新たに控えめなデザインのシャツも製作し、幅広い層に着用してもらえるよう工夫されています。支援金は新デザインの染め型製作費用や広報活動に活用され、伝統を守りつつ進化を続ける魚河岸シャツの未来を支えます。静岡の誇る「メイド・イン・シズオカ」のシャツとして、100年先まで大切に受け継がれることを目指しています。詳しくはプロジェクトページをご覧ください。