避難所で”食べられない人”にも安心を。低糖質の非常用缶詰パン
糖尿病患者のための非常食開発
糖尿病や妊娠糖尿病、小児糖尿病の方々に向けて、血糖値を上げない食品を20年以上にわたり開発してきた企業があります。代表の方自身も糖尿病患者であり、実体験をもとにパンやスイーツ、調味料など80種類以上の商品を提供してきました。しかし、災害時の避難所では高糖質の食品が主流で、糖尿病患者が安心して食べられる非常食が不足している現状があります。血糖値が急上昇すると深刻な合併症のリスクが高まるため、災害時の食事問題は命に関わる重要な課題です。
缶詰で実現する低糖質非常食
冷凍保存が前提の低糖質パンは停電時に保存が難しいため、常温で長期保存できるパンの開発に挑戦しています。試行錯誤の末、缶詰という保存方法にたどり着きました。缶詰は高温殺菌が可能で密封性が高く、災害備蓄に適しています。生地の配合や発酵時間、焼成温度を何度も調整し、血糖値が上がらないパンの試作に成功しました。血糖測定実験では、糖質量が通常のパンの10分の1以下に抑えられていることが確認されています。
支援で実現する安心の非常食
現在、この低糖質非常食パンは1年半の保存を目指して商品化を進めており、最終的には5年半保存を目標としています。製造ラインの確保や長期保存の検証、血糖測定などには多くの費用と時間が必要です。そこでクラウドファンディングを通じて支援を募り、災害時に糖尿病患者や難病の方も安心して食べられる非常食を届けたいと考えています。大切な家族や自分自身のために、誰も取り残されない社会づくりに共感される方は、ぜひプロジェクトページをご覧ください。