沖縄伝統木造帆船サバニを新造し、伝統を未来へ繋ぐ挑戦
沖縄伝統の帆船「サバニ」とは
沖縄の離島・座間味島で体験できる伝統木造帆船「サバニ」は、琉球王朝時代から漁業や島々の移動に使われてきた歴史ある舟です。木と木を組み合わせ、釘を使わずに造られるサバニは、軽くて美しい曲線が特徴で、風を受けて帆走する自然と一体になる舟です。現在では職人が非常に少なくなり、伝統技術の継承が危ぶまれていますが、座間味島の澤本惣平さんが新たなサバニの建造と文化継承を目指すプロジェクトを立ち上げました。
座間味島の美しい自然と文化の魅力
座間味島は沖縄本島から約40km離れた小さな離島で、世界的にも評価される透明度の高い「ケラマブルー」の海に囲まれています。島の人々は昔ながらの島時間を大切にし、海と共に生きる暮らしを続けています。澤本さんも広島から移住し、この自然と人の温かさに惹かれてサバニ文化の継承に取り組んでいます。サバニに乗って海と繋がる体験は、座間味島の魅力を深く感じられる貴重な機会です。
伝統技術を未来へ繋ぐ挑戦
今回のクラウドファンディングでは、沖縄の伝統的なサバニ造船技術を持つ糸満の職人・大城清さんと協力し、宮崎県産の飫肥杉を使った新艇の制作を進めています。完成まで約1年をかけ、丁寧な手仕事で「命の舟」を造り上げる計画です。完成後は座間味島の海で実際に帆を掲げ、次世代へ伝統文化を継承していくことを目指しています。詳しくはプロジェクトページをご覧ください。