【規格外野菜を美味しい備蓄食へ】災害時も食卓に笑顔を運ぶ“Vege-Can”開発
地域の農業と食をつなぐ八百屋の挑戦
大阪府八尾市を拠点に「どっこいしょの宅配」を運営する藤原亮介さんは、17年間の大阪府職員としての経験を経て、地元の農業と食の魅力を伝える八百屋を立ち上げられました。藤原さんは「誰かの犠牲の上に成り立つ商売はしない」という信条を大切にし、生産者と密に対話しながら、安心して農業を続けられる社会づくりを目指されています。単なる八百屋ではなく、地域の農と食の価値を伝える対話の場として、移動販売やマルシェを通じて親しまれています。
規格外野菜を活かす新たな缶詰プロジェクト
藤原さんが現在取り組まれているのは、形や傷などで市場に出せない規格外野菜を活用した「Vege-Can(ベジ-カン)」という野菜の缶詰プロジェクトです。味や栄養に問題のないこれらの野菜は、多くが廃棄されてしまう現状がありますが、Vege-Canは災害時にもすぐに食べられる備蓄食品として生まれ変わらせることを目指しています。地域の有機農家さんや飲食店、農業法人と連携し、地産地消の循環をつくりながら、フードロス削減と地域の農業支援を両立させる取り組みです。
災害時に“ほっとする一品”を届ける想い
自然災害が多発する中、藤原さんは防災士の資格を取得し、災害時に食べ物で人々の心を支えたいという強い想いを持たれています。避難所での食事は主にエネルギー補給が中心ですが、温かく美味しいおかずがあることで被災者の心身の疲れを和らげることができると考えられています。Vege-Canは、災害時に手軽に食べられ、地域の農産物の価値を伝える商品として、特に交通の不便な地域や高齢者、子ども、障がい者の方々に届けられることを目指しています。詳しくは、プロジェクトページをご確認ください。