父の想いを継ぐ「満天の湯」を未来へ残したい 愛媛県大島の海辺に佇む一軒宿の挑戦
しまなみ海道の一軒宿「千年松」について
愛媛県今治市大島にある「千年松」は、地域の自然と歴史に根ざした一軒宿です。創業者の矢野満直さんが遺した「満天の湯」は、地元特産の大島石をふんだんに使い、目の前の来島海峡から直接海水を引く海水露天風呂が自慢です。現在は娘の矢野まどかさん、さくらさん、亮介さんが宿を守り、訪れる人々に癒しの時間を提供しています。自然の美しさと父の想いが詰まったこの宿は、まさに「帰るべき場所」として多くの人に愛されています。
老朽化した「満天の湯」の改修計画
長年地域の人々に親しまれてきた「満天の湯」ですが、老朽化により水漏れや腐食が目立ち始めています。特に槙風呂の木材劣化は深刻で、全面的な改修が必要な状況です。そこで、2025年4月から男湯の槙風呂を寝湯に改修し、続いて女湯の改修も予定しています。新設される寝湯では、湯に浸かりながら来島海峡の船の行き交いや夜景、満天の星空を楽しめる設計です。これにより、訪れる人々により一層の癒しと安らぎを提供することを目指しています。
クラウドファンディングで未来へつなぐ挑戦
この改修プロジェクトの一部資金として、クラウドファンディングで100万円の支援を募っています。目標金額を超えた場合は、さらなる快適性の向上や女湯改修の前倒しに活用される予定です。支援者には入浴券や地元特産品、宿泊券など多彩なリターンが用意されています。地域の歴史と自然を守り、父の想いを未来へつなぐための挑戦に、ぜひご協力ください。詳しくはプロジェクトページをご覧ください。