織物文化×共創カフェ!富士吉田に人がつながる“実験室”をつくりたい
富士吉田に新たな共創空間を
山梨県富士吉田市に、織物と手仕事の魅力を伝える新しい共創空間『CONCEPT ROOM』が誕生しようとしています。代表の金山靖子さんは、これまでファッションブランドtoUを通じて、作り手の想いが込められた一点ものの服づくりに取り組んできました。大量生産が主流のファッション業界に疑問を持ち、フェアトレードの考え方に共感。特にバングラデシュの伝統布「カンタ」に魅了され、現地の職人さんと共にブランドamAraを立ち上げました。2019年に富士吉田へ移住し、1000年以上続く郡内織物の産地で、廃業予定の機屋さんから譲り受けた織物の生地を活かし、文化を未来へつなぐ場づくりを目指しています。
多彩な体験と交流の場づくり
CONCEPT ROOMは単なるカフェやショップではなく、織物文化を軸にした“実験室”のような場所です。地元素材を使ったワークショップや作家とのコラボ商品販売、気軽に立ち寄れるカフェスペース、1日限定のシェアカフェなど、多様な形で人々が集い、交流し、共創できる環境を提供します。4月の限定オープンでは、機織り生地を使った富士山コラージュや織物の端材を活用した刺繍体験などが行われ、訪れた人々が地域の文化に触れながら創作を楽しむ姿が印象的でした。地域の伝統と現代の感性が融合する新たな価値創造の場として期待されています。
共に育てる未来の場へ
CONCEPT ROOMは完成された空間ではなく、関わる人々と共に育てていく場所です。金山さんは「ひとりでは辿り着けない場所がある」と感じ、共創者として参加する仲間とともに、誰もが気軽に挑戦できる環境をつくりたいと考えています。地域の伝統技術や自然素材を大切にしながら、未来へつなぐ文化の交差点を目指すこのプロジェクトは、今しかない“はじまり”の瞬間に立ち会える貴重な機会です。詳しくはプロジェクトページをご覧ください。