廃棄花を救う。ロスフラワーから生まれた化粧品ブランド「LENASCI」誕生。
廃棄花を活かす新しい挑戦
仙台出身の富塚樹梨さんが立ち上げたブランド「LENASCI」は、年間10億本もの廃棄花に着目し、その花を化粧品として再生させるプロジェクトです。廃棄される花の多くは、見た目が規格外であったり、流通過程でのロスが原因ですが、まだ美しさを保ったまま捨てられている花も多くあります。樹梨さんはそんな花たちに新たな命を吹き込み、環境負荷の軽減と美の提供を両立させることを目指しています。
自然由来の美容オイル「BEWITCH OIL」
LENASCIの第一弾商品「BEWITCH OIL」は、廃棄されるマリーゴールドから抽出した成分を使った全身用オイルです。マリーゴールドは肌の保護や抗酸化、抗炎症作用が科学的に認められており、肌や髪に潤いと自然な艶を与えます。無香料タイプとウッディな香りの2種類があり、スキンケアやヘアケア、ネイルケアなどマルチに使えるのが特徴です。和紙ラベルのパッケージは使い込むほど味わいが増すデザインで、日々の生活に寄り添う製品となっています。
持続可能な花の未来を目指して
LENASCIは単なる化粧品ブランドではなく、廃棄花問題に取り組む社会的な挑戦でもあります。花の生産者や農家さんとの信頼関係を築きながら、廃棄花を活用する新たな循環を作り出そうとしています。若い世代の花離れやイベントの縮小など、花業界が抱える課題は多いですが、LENASCIはその未来を変える一歩となるでしょう。詳しくはプロジェクトページをご覧ください。