【サイニングストア/DeafCafe】声に頼らず『伝え合える』空間/長野で始動!
聴覚障害者が主役の新しいカフェ
長野市で新たに立ち上がろうとしている「DeafCafe(でふかふぇ)」は、聴覚障害者が主役となる飲食店です。代表の綿貫彩さんは自身も聴覚障害者であり、2020年から手話カフェ「のんびりしゅわ処:しゅわわん」をボランティアで運営してきました。DeafCafeは、音声に頼らず手話や筆談、ジェスチャーでコミュニケーションができる「サイニングストア」という新しいスタイルの店舗を目指しています。ここでは聴覚障害者が接客に立ち、誰もが自然に交流できる場を提供することで、社会の当たり前を変える挑戦が始まっています。
多彩な時間帯で異なる顔を持つカフェ
DeafCafeは時間帯によって異なるサービスを展開します。朝は焼きたてのピザパンやホットドッグを提供するモーニングタイム、昼は手間ひまかけたカレーやお惣菜のランチタイム、午後は手話で注文できる静かなカフェタイム、夜は揚げたて天ぷらを中心としたカフェバー「てんくしー/Tenxie」として営業予定です。店舗は長野市の中心地に位置し、観光客や地元の方々にとってもアクセスしやすい場所です。スタッフの半数以上が聴覚障害者で、全国的にも珍しい取り組みとして注目されています。
社会参加を後押しするプロジェクト
このプロジェクトは単なるカフェ開業ではなく、聴覚障害者が安心して働ける社会の実現を目指しています。2025年度には長野県のソーシャル・ビジネス創業支援金にも採択され、社会的意義の高い挑戦として認められました。現在は居抜き店舗の契約に向けて準備が進んでおり、クラウドファンディングで集めた資金はスタッフの雇用や広報、設備導入などに活用されます。聞こえない人が主役になれる社会のモデル店舗を一緒に育てていきましょう。詳しくはプロジェクトページをご覧ください。