声で広がる“犬と人の物語”──図書館へ届けるアニマルセラピー書籍制作
犬と人をつなぐ癒しの力
栃木県のNPO法人とちぎアニマルセラピー協会は、人と動物のふれあいから生まれる癒しの力を広める活動を行っています。高齢者施設や障がい者支援施設、学校、さらには女子刑務所まで、さまざまな場所でセラピードッグが人々に寄り添い、言葉を超えた癒しを届けています。犬たちは年齢や背景を問わず、誰にでも優しく接し、心の緊張をほぐす存在として多くの奇跡を生み出してきました。
耳で楽しむ新しい読書体験
今回のクラウドファンディングでは、こうした活動の記録と想いをまとめた書籍『笑顔の起点は、やさしい動物たちとともに』のオーディオブック化を目指しています。活字を読むのが難しい方や忙しい方にも物語を届けるため、プロの声優による朗読と音響演出にこだわった作品を制作。通勤中や家事の合間など、生活のあらゆる場面で耳から物語の世界に浸ることができます。音声ならではの臨場感が、文字だけでは伝わりにくい温かさや空気感を届けます。
地域図書館への寄贈と未来への展望
完成したオーディオブックは、栃木県内の公共図書館へ寄贈され、視覚障がい者や高齢者をはじめ多くの人に無償で提供されます。さらに、読書支援や福祉現場でのメンタルケア教材としても活用される予定です。プロジェクトは2025年10月にクラウドファンディングを開始し、2026年4月の寄贈を目指しています。犬と人が互いに支え合う社会の実現に向けた一歩として、多くの方の支援が期待されています。詳しくはプロジェクトページをご覧ください。
