「蘇る!日本の名工、昭和のピアノ」 地域と融和し社会性を育む「ピアノ広場」を作る
ピアノ練習環境の新たな挑戦
仙台市長町地区で始まる「ピアノ広場」プロジェクトは、都会化により自宅での楽器練習が難しくなった現状を受けて、ピアノを学ぶ子どもたちに生のピアノを自由に弾ける場を提供しようとしています。主催者は幼少期から音楽に親しみ、長年にわたり地域の音楽活動や青少年育成に携わってきた経験を活かし、地域の音楽環境の充実を目指しています。
歴史あるピアノを活かす取り組み
「ピアノ広場」は、約45㎡の地下倉庫を改修し、アップライトピアノ8台とグランドピアノ1台を設置します。新規購入ではなく、1960年から2000年にかけて日本の職人が手掛けたピアノを修理・調整して活用することで、物を大切にする心や日本の技術の素晴らしさを伝えます。利用は1回100円程度の維持費で時間制にて開放され、子どもたちが気軽にピアノに触れられる環境を整えています。
地域と未来をつなぐ音楽の場
震災後の家業の変化を経て、地域の声に応えたこのプロジェクトは、学校や教室以外でピアノを弾きたいという親子のニーズに応えています。地域の音楽団体の支援や友人知人から集めたピアノの確保も進み、2026年5月のオープンを目指しています。これからの時代に音楽を通じて豊かな人間性を育む場として期待されており、地域の音楽文化の継承に貢献するでしょう。詳しくはプロジェクトページをご覧ください。