子どもたちと一緒に病院の白い壁をポップなデザインに変えたい!
病院の壁を笑顔で彩る新プロジェクト
認定NPO法人スマイリングホスピタルジャパンが取り組む「ウォールアートプロジェクト」は、病院の白い壁を子どもたちの笑顔で彩る活動です。代表理事の松本さんは、教員時代に小児がんなどの難病と闘う子どもたちと接し、芸術活動が子どもたちの心を開く力を持つことに気づきました。2012年の設立以来、音楽やワークショップを通じて子どもたちの笑顔を引き出してきましたが、今回は壁そのものを子どもたちの手で明るく変える新たな挑戦です。
これまでの実績とプロジェクトの特徴
2015年に神奈川県立こども医療センターで初めてウォールアートを実施し、待合廊下がカラフルに変わったことで「リハビリを待つのが楽しみになった」という声も届いています。その後も日本大学板橋病院や日本赤十字社医療センターなどで展開し、現在は第2弾の制作が進行中です。アーティストのOnly-toomariさんのイラストをもとに、子どもたちや親御さんがデザインしたウォールステッカーを病院の壁に貼り、子どもたち自身が空間づくりに参加する点が大きな特徴です。
全国展開を目指すクラウドファンディング
このプロジェクトはクラウドファンディングで資金を募り、2024年10月から開始されます。集まった支援はウォールステッカーの制作やリターン品の制作・発送に使われ、目標金額に達しなくても計画は実行されます。子どもたちが自らの手で病棟を明るく変える体験は、治療を受けるだけの患者から生活者へと成長を促す大切な機会です。多くの方の支援でこの取り組みが全国に広がることが期待されています。詳しくはプロジェクトページをご覧ください。