島根県は不登校が多い!子どもファーストな学校とは?(「自分ごと化会議in松江」)
松江市で市民主催の対話の場が始動
「自分ごと化会議in松江」は、松江市の有権者名簿から無作為に選ばれた多様な市民が集まり、専門家の話を聞きながら地域の課題を自分ごととして話し合うプロジェクトです。これまでに「原発」「自然エネルギー」「学校給食」といったテーマで開催され、参加者と学生が自由に意見交換を重ねてきました。市民主催であることが特徴で、行政主導とは異なる市民の主体的なまちづくりが期待されています。
今回は「子どもファーストな学校」をテーマに
第4期のテーマは、島根県が全国3位の不登校率を抱える現状を踏まえ、「子どもファーストな学校」を考えることです。無作為抽出の市民約20人に加え、小中高校生の「子どもオブザーバー」も参加し、多様な視点から学校や子どもを取り巻く食の問題について議論します。全5回の会議では、映画上映や教育委員会、文部科学省関係者、現場の教育者など多彩な話題提供者が登場し、参加者が主体的に提案書をまとめて行政に提出する予定です。
市民の声を形にする新しい民主主義の挑戦
「自分ごと化会議in松江」は全国89自治体で開催され、参加者は1万2000人を超えていますが、市民主催は珍しく、運営には多くの苦労もあります。しかし、市民自身が課題を自分ごととして考え、提案をまとめることで、地域の未来を共に創る新しい民主主義の形を模索しています。会議は松江市市民活動センターで開催され、傍聴は無料でオンライン参加も可能です。詳しくはプロジェクトページをご覧ください。