障害があるまなちゃん店長八百屋2号店開店!食を通した交流で障がい理解をin兵庫
障害者と地域をつなぐ八百屋の挑戦
兵庫県西宮市で「まなちゃんの八百屋」を営む野草惣太さんは、重度障害を持つ妹まなさんのために、障害のある人もない人も共に働ける場所を作ろうと取り組んでいます。まなさんが専修学校を卒業した際に就職先が見つからなかった現実を受け、地域に根差した八百屋を開業。その後より多くの方の働ける場所を作りたいと思い就労継続支援を開業。現在は青果の卸しや農業、お弁当屋の運営も行い、障害の有無に関わらず誰もが自分らしく働ける社会の実現を目指しています。
社会課題と新たな働き方の提案
厚生労働省の調査によると、障害のある人の就職率は約43%にとどまり、多くの人が働く場を得られていません。野草さんは、障害の有無で役割を分けるのではなく、一人ひとりが得意なことを活かし支え合うことが大切だと考えています。まなちゃんの八百屋は、障害者と健常者が区別なく協力し合い、地域の人々が気軽に集えるコミュニティの場としても機能しています。実際に多くの常連客が訪れ、心の拠り所となっているのが特徴です。
2号店オープンで広がる地域の輪
このたび、まなちゃんの八百屋は2号店を10月1日にオープンします。新店舗はより多くの世代が集う地域に位置し、障害の重さに関わらずそれぞれができることを持ち寄り支え合う新しい形の八百屋を目指します。地域の方々が自然に助け合い、障害理解を深める場としての役割も期待されています。今回のクラウドファンディングで集まった資金は、店舗運営に必要な設備や制服、仕入れに活用されます。詳しくはプロジェクトページをご覧ください。