日本最古の温泉地から世界へ、若き蔵元と杜氏が挑む130年目の挑戦
道後温泉と共に歩む水口酒造
愛媛県松山市の道後温泉は約3000年の歴史を誇る日本最古の温泉地です。その地で明治28年(1895年)から唯一の酒蔵として歴史を刻んできたのが水口酒造です。2025年には創業130年を迎え、6代目蔵元の水口皓介さんが新たに舵を取ります。道後温泉本館とほぼ同時代に誕生した酒蔵として、地域の歴史と文化を支え続けてきました。
挑戦する伝統酒「仁喜多津」の未来
水口酒造の銘酒「仁喜多津」は、これまで観光客の支えにより地域に根ざしてきました。しかしパンデミックの影響で来訪者が激減し、経営環境は厳しさを増しています。そんな中でも、素材の良さを活かし伝統に学びながら挑戦を続ける姿勢は変わりません。道後の酒を観光依存から脱却させ、都心や海外市場へと展開を目指す新たな一歩を踏み出しています。
地域と共に世界へ届ける日本酒
水口酒造の強みは、道後という観光地にあることで県外や海外のお客様と直接触れ合える環境です。愛媛産の米や水、酵母を使い、地元久万高原町の若手農家と契約栽培を行うなど、素材の質にこだわっています。国内外のコンテストで高い評価を受けた「仁喜多津 純米吟醸 さくらひめ酵母」は、その品質の証です。今回のクラウドファンディングでは、酒の品質向上や設備更新、装いの刷新などを通じて「仁喜多津」を世界に届けるための挑戦を支援します。詳しくはプロジェクトページをご覧ください。