侵食で店舗存続危機!築140年の店舗を改築し、アートスペース油亀を存続させたい!
築140年の歴史ある油亀の挑戦
岡山の文化拠点として18年の歴史を持つアートスペース油亀は、築140年の古民家を活用し、現代の工芸とアートを発信してきました。戦禍をくぐり抜けたこの建物は、地域の歴史と人々の思い出が詰まった貴重な場所です。しかし、長年の雨による柱の腐食や建物の傾きが進み、存続の危機に直面しています。移転は歴史の喪失を意味するため、油亀はこの場所を守り続けるための大規模な修繕に挑戦しています。
独創的な企画展と作り手との絆
油亀は全国の作り手と強い信頼関係を築き、企画展ごとに独自の作品を共同製作しています。代表的な「カレーのためのうつわ展」や「珈琲のための器展」では、食と工芸の新しい接点を生み出し、多くの来場者に感動を届けてきました。こうした企画展は、工芸を身近で楽しいものに変える挑戦であり、地域文化の発展に大きく貢献しています。油亀の活動は、作り手の熱い想いを伝える場としても重要な役割を果たしています。
未来を見据えた「油亀ラボ」構想
今回の修繕を機に誕生する「油亀ラボ」は、単なる修復にとどまらず、食とうつわを融合させた新しい体験を提供する拠点です。カフェスペースでは岡山県産の未利用果実を使ったスパイスかき氷や、農業廃棄物をアップサイクルしたグラスでナチュラルワインを楽しめます。また、作り手の物語を深掘りする講演会やワークショップも開催予定で、地域の文化と歴史を次世代へ繋ぐ役割を担います。詳しくはプロジェクトページをご覧ください。