病室にいながら外の世界へ―VRでつなぐ子どもたちの笑顔―
病室に広がる新しい世界を届ける
熊本を拠点に活動する合同会社Resilience(レジリエンス)が、病気と闘う子どもたちに「外の世界」を届けるためのクラウドファンディングを開始しました。代表の嶋村克英さんは、これまで地域の若者や子どもたちに挑戦の場と感動を提供してきましたが、今回のプロジェクトではVR(仮想現実)技術を活用し、病室にいながら夏祭りや花火大会、自然の景色を体験できる環境を作ろうとしています。
プロジェクトの背景と目指すもの
嶋村さんご夫妻は10年前に小児がんで娘さんを亡くした経験があります。その時、病室に訪れたピエロたちが子どもたちに笑顔を届けたことが、Resilienceの活動の原点です。今回のVR体験プロジェクトは、限られた空間の中でも子どもたちに笑顔と希望を届けたいという強い思いから生まれました。VRを通じて、病室の天井を越えた「外の世界」を感じてもらうことが目標です。
今後の展開と支援のお願い
現在はVR機材の選定や病院関係者との連携調整を進めており、2026年春から第一回のVR体験イベントを開催予定です。支援者には感謝メールやVR体験映像の配信など、さまざまなリターンが用意されています。病室の天井の向こうに広がる世界を子どもたちに届けるため、多くの方の支援が期待されています。詳しくはプロジェクトページをご覧ください。