SOSを捨てられた子ども達を守るため、日本中のいじめ被害保護者が立ち上がる!
いじめ被害の現状と課題
日本の学校現場では、いじめ被害に遭った子どもたちの心のケアが後回しにされるケースが多く見られます。被害児童が助けを求めているにもかかわらず、まずは加害者との関係修復を優先し、被害者の安全確保や心の回復が十分に行われていません。その結果、被害児童は学校に行けなくなったり、精神的な疾患を抱えたりする深刻な事態に陥っています。令和6年度のいじめ認知件数は76万9千人、小中高生の自殺者数は527人、不登校者数は35万3,970人と過去最多を更新しており、問題の深刻さが浮き彫りになっています。
被害保護者会ヨリドコロの会の活動
一般社団法人いじめ・ハラスメント被害保護者会ヨリドコロの会は、被害者とその家族の支援を目的に設立されました。無料の相談窓口を設け、被害者同士の交流や情報共有を促進しています。また、年に2回の「親子のためのよりどころフェス!」や毎月のオンライン茶話会「親のための拠り所カフェ」など、当事者が参加しやすいイベントも開催しています。さらに、2026年春と秋に東京・大阪で開催予定のシンポジウム「ヨリドコロPROJECT」では、行政や専門家を招き、いじめ問題の根本的な解決に向けた議論を深める計画です。
目指す未来と支援のお願い
ヨリドコロの会は、いじめ被害者・加害者双方への支援制度の導入や、いじめ防止対策推進法の罰則付き改正、子どもの人権侵害に関する時効撤廃などを求めています。また、教育委員会とは独立した行政機関の設置を目指し、寝屋川市広瀬市長とも連携しています。こうした取り組みを通じて、いじめ被害者が安心して学べる環境の実現を目指しています。子どもたちの未来を守るために、多くの方の理解と支援が必要です。詳しくはプロジェクトページをご覧ください。