日本の虫除け文化が世界を救う!洪水後のスリランカでデング熱の流行を食い止めたい!
スリランカの大規模洪水被害と現状
2017年からスリランカでデング熱予防に取り組んでいるNPO法人S.O.L.は、2024年に現地で公式NGO登録を完了し、2025年3月からは世界の人びとのための JICA 基金活用事業も実施されています。そんな中、2023年11月末にサイクロン「ディトワ」がスリランカを直撃し、過去20年間で最悪の洪水被害が発生しました。国土の約3分の2が浸水し、多くの家屋が全半壊、死者や行方不明者も多数にのぼっています。現地のインフラは機能停止し、農地も壊滅的な被害を受けているため、復興には多くの支援が必要な状況です。S.O.L.は現地との強い信頼関係を活かし、ニュースだけで終わらない長期的な支援を目指されています。
洪水後の感染症リスクとデング熱対策の重要性
洪水の影響でスリランカ各地に水たまりができ、蚊の大量発生が避けられません。特にデング熱を媒介するネッタイシマカは、わずかな水たまりでも孵化するため、感染症のリスクが高まっています。デング熱は毎年雨季の後に流行し、医療体制に大きな負担をかける病気です。今回の洪水被害により例年以上の流行が懸念されており、S.O.L.はこれまでの経験を活かして、感染症の大流行を防ぐための生活衛生基盤づくりにも取り組まれています。特に病院内での感染拡大を防ぐことが重要と考え、デング熱患者が多く訪れる病院の新生児室に防虫網「AMIDO」の設置を計画されています。
新生児を守るための防虫網設置プロジェクト
スリランカでは窓に網戸を付ける習慣がなく、蚊が自由に出入りできる環境にあります。特に新生児は免疫力が未発達で、デング熱の重症化リスクが高いため、病院の新生児室に防虫網を設置することは命を守る大切な取り組みです。S.O.L.は複数の病院を対象に、材料の発注から現地での設置までを計画し、現地の建築業者と協力しながら進められています。歴史的なつながりを胸に、スリランカの未来を見据えた支援を続けていく思いが込められています。詳しくは、プロジェクトページをご確認ください。