消えゆく銭湯背景画 絵師・丸山清人さんの絵を手ぬぐいとして文化的価値を届ける
銭湯文化を彩る富士山手ぬぐい誕生
日本の銭湯文化を象徴する背景画の富士山が、手ぬぐいとして蘇るプロジェクトが注目を集めています。銭湯背景絵師の丸山清人さんが描き下ろした図案をもとに、伝統的な銭湯の魅力を日常に取り入れられるアイテムとして制作されました。銭湯の壁に描かれる富士山は、かつて大衆文化の一部でしたが、銭湯の減少とともにその数も激減しています。そんな中、手ぬぐいという形で文化を未来へつなげようという試みです。
伝説の絵師・丸山清人さんの技術と想い
丸山清人さんは1935年生まれで、銭湯背景絵師として1万点以上の作品を手がけてきた日本でも数少ない職人の一人です。彼の作品は5色のペンキを巧みに調合し、陰影やグラデーションを表現することで知られています。今回の手ぬぐいには、銭湯背景画では描かれることのなかった赤富士も含まれており、丸山さんの新たな挑戦が感じられます。80歳を超えてもなお創作活動を続けるその姿勢は、多くの人に感動を与えています。
手ぬぐいで伝統文化を日常に
このプロジェクトでは、銭湯背景画の富士山をモチーフにした2種類の手ぬぐいが用意されています。インクジェットプリントによる鮮やかな色彩で、使い勝手も良く、洗濯や乾燥機にも対応可能です。手ぬぐいは飾るだけでなく、包み物や防災用の布としても活用できるため、幅広いシーンで楽しめます。銭湯ファンやアート愛好家、海外へのお土産にもぴったりのアイテムです。詳しくはプロジェクトページをご覧ください。