Print 4 Africa -ルワンダに “歩く”自由を届けたい
ルワンダに義足を届ける新たな挑戦
「Print 4 Africa」は、青山学院大学の髙石侑汰さんが中心となって進めるプロジェクトです。ルワンダで義足を必要とする人々に、3Dプリンタ技術を活用して現地で義足パーツを製造・提供することを目指しています。地雷や事故、病気で手足を失った方々が多いルワンダでは、義足の入手が困難な状況が続いています。髙石さんは、3Dプリンタを使うことでコストを抑え、迅速かつ柔軟な支援を実現しようとしています。
現地で完結する支援モデルの構築
このプロジェクトの特徴は、日本で設計した義足の3Dデータをルワンダに送り、現地でプリント・組み立てを行う点にあります。従来の義足は高額で輸送にも時間がかかりますが、3Dプリンタを活用することで材料費を大幅に削減し、輸送の手間も省けます。さらに、将来的には現地の若者や技術者が自ら設計・製造できるよう教育プログラムの整備も計画されています。これにより、支援が持続可能な形で自走していくことが期待されています。
未来をつなぐ支援の輪を広げるために
ルワンダの歴史的背景から義足を必要とする人が多い現状を踏まえ、本プロジェクトは単なる物資の提供にとどまらず、現地の自立支援を目指しています。今後はルワンダだけでなく、他のアフリカ諸国にも展開し、教育型かつ自立型の支援モデルを広げていく計画です。クラウドファンディングを通じて集まった資金は、現地調査や技術検証、3Dプリンタの設置などに活用されます。詳しくはプロジェクトページをご覧ください。