市場流通0.1%以下の「国産ごま」を信州から全国へ世界へ発信
希少な国産ごま油の魅力
長野県駒ヶ根市で「とざ和農商」を営む戸澤篤さんは、地域の未来を見据え、希少な国産ごまの栽培とごま油の製造に取り組んでいます。日本で流通するごまのほとんどは輸入品であり、国産ごまはわずか0.1%以下という厳しい現状です。戸澤さんは農薬を使わず、手間暇かけて育てたごまを京都の老舗油製造企業と協力し、香り高くコクのある「sesameoil Premium Black」を生み出しました。このごま油は、希少性だけでなく、地域の自然と人の手の温もりが詰まった逸品です。
新商品開発と地域活性化への挑戦
今回のクラウドファンディングは、戸澤さんが手掛けるごま油を活かした新商品の開発資金を募るものです。中華料理のプロである中澤智春さんと共同で、「坦々スープの素」と「辛味オイル」という2つの新商品を開発しました。どちらもごま油の風味を活かしつつ、クセになる味わいを追求しています。これらの商品を通じて、駒ヶ根の特産品としての認知拡大や、地域の農業・雇用の活性化を目指しています。また、就労継続支援の利用者さんも生産に関わり、地域の多様な人々が支え合う仕組みづくりにも貢献しています。
未来へつなぐ地域の宝とご支援のお願い
戸澤さんは、ごまの栽培を通じて地域の景観保全や野生動物との共生にも寄与したいと考えています。さらに、駒ヶ根を訪れる人々が増えることで観光や経済の活性化にもつなげたいとの思いがあります。今回のクラウドファンディングでは、新商品のパッケージデザインや製造費用、宣伝活動などに資金を活用し、より多くの方に駒ヶ根産ごま油の魅力を届けることを目指しています。地域の未来を支えるこの挑戦に、ぜひ