産後の不安に寄り添う施設を青梅市に。母子の笑顔を支える挑戦です!
青梅市に新たな産後ケア助産院誕生へ
青梅市駒木町で産後ケアや母乳外来を提供する助産院の開業準備が進められています。起案者は助産師の遠藤摩耶さんで、5歳の息子さんを育てながら、地域のお母さんたちを支える場所づくりに取り組んでいます。遠藤さんはこれまで12年間、病院やクリニックで助産師として勤務し、産後の母親が抱える孤独や不安を身近に感じてきました。自身の経験も踏まえ、安心して育児に向き合える環境の必要性を強く感じているそうです。
産後うつと孤独を支える助産院の役割
妊産婦の死因の第一位が自殺である現状や、約10人に1人が発症するとされる産後うつの問題は深刻です。遠藤さんは、産後の心身の不安定さや育児の重圧、周囲のサポート不足が複雑に絡み合う中で、特に孤独感が大きな負担になると指摘しています。青梅市内には産後ケア施設が限られており、特に市の西側に住むお母さんたちのアクセスが難しい状況です。新たな助産院は、こうした地域のニーズに応え、心身のケアと育児支援を充実させることを目指しています。
助産院の特徴と今後の展望
新設される助産院は木造2階建てで、リビングや診察室、居室、キッチンなどを備えています。日帰りの産後ケアに加え、宿泊プランも提供予定で、退院後のお母さんが安心して過ごせる環境づくりを進めています。現在は家具や家電の準備、外構工事の見積もりなど開業に向けた準備が進行中です。遠藤さんは「お母さんの笑顔が家族の太陽になる」と語り、地域の母子支援の拠点としての役割に期待を寄せています。詳しくはプロジェクトページをご覧ください。