日本初!静岡大学発スタートアップが「クラフトジン」を創る
静岡大学発の革新的クラフトジン
静岡大学農学部の知見と最新の科学技術を活用し、地域の特産品を生かしたプレミアムクラフトジンの開発が進められています。Aoi Gin Craft Technology株式会社(AGCT)は、日本初の大学発クラフトジンスタートアップとして、静岡の豊かな自然と食文化を背景に、独自のボタニカル成分解析とデータサイエンスを駆使して新しい味わいを創出しています。静岡産のワサビや山椒、柑橘類などを使ったジンは、地元の食材と相性抜群で、地域の魅力を国内外に発信することを目指しています。
科学と伝統が融合した製造方法
AGCTは、素材の香りや味を最大限に引き出すために、減圧蒸留機と常圧蒸留機の両方を導入しています。特に減圧蒸留は低温での蒸留を可能にし、ワサビの鮮烈な香りなど繊細な成分を壊さずに抽出できる技術です。さらに、静岡大学の研究室と連携し、化学分析や大規模データ解析を活用して製品の品質を科学的に管理しています。こうした革新的なアプローチにより、安定した高品質のクラフトジンづくりが実現されつつあります。
地域資源を活かした未来への挑戦
プロジェクトは静岡産のジュニパーベリーの栽培にも取り組み、将来的には「ALL静岡」のジンづくりを目指しています。現在は希少なハウス金柑「KONTA」を使ったリキュール製造からスタートし、2025年3月の酒類製造免許取得後には本格的なクラフトジンの量産を予定しています。静岡の自然と科学の力を融合させたこの挑戦は、地域の魅力を世界に広める大きな一歩となるでしょう。詳しくはプロジェクトページをご覧ください。