介護タクシーで寝たきりの方のストレッチャー移送費用に補填したい。
介護タクシー移送費の負担軽減を目指す
高知県で介護タクシーサービスを15年間提供してきた三好英和さんが、移送費の自己負担問題に取り組むプロジェクトを立ち上げました。ストレッチャーや車椅子を利用する患者さんの移送は手間もかかり、料金も一般のタクシーより高額になりがちです。三好さんは、国民が平等に医療を受ける権利があるにもかかわらず、移送費が自己負担となっている現状に疑問を感じ、この問題を解決したいと考えています。
移送費負担の現状と課題
日本は超高齢社会を迎え、入院患者の転院や在宅医療の推進が進んでいますが、移動にかかる費用負担は十分に考慮されていません。救急病院の入院期間制限や病院間の移送は患者や家族の意思に関わらず発生しますが、移送費は健康保険の対象外で全額自己負担です。三好さんは15年の経験から、特に低所得者層にとってこの負担が大きいと実感し、支援の必要性を強く感じています。
プロジェクトの内容と将来の展望
このプロジェクトでは、寄付金を活用してまず低所得者層の移送費を補填し、患者さんや家族の経済的負担を軽減します。補填対象は病院のソーシャルワーカーや施設職員の推薦をもとに選定し、予算に応じてできる限り多くの方を支援する予定です。将来的には、全国規模で車椅子やストレッチャー移送費の半額補填を目指し、海外での医療移送支援にも拡大したいと考えています。移動の困難さで治療を諦める人がいない社会の実現を目指すこの取り組みは、多くの方にとって希望となるでしょう。詳しくはプロジェクトページをご覧ください。