九工大生が挑む。北九州発・学生製作の火星探査ローバーで世界大会へ
九州工業大学の火星探査ローバー開発
KIT-AURORAは、九州工業大学の学生が中心となって結成された火星探査ローバー開発プロジェクトです。2024年4月に発足し、種子島ロケットコンテストのCanSat部門に出場した経験を経て、現在は国際大会「University Rover Challenge(URC)」への出場を目指して活動しています。学生たちは自ら設計・製作したローバーで、火星探査に必要な技術を競い合うことに挑戦しており、将来の宇宙開発を担う人材育成にも力を入れています。
国内外の大会での挑戦とチームの成長
プロジェクトは設立当初7名だったメンバーが現在は43名にまで拡大し、学年や専攻を超えたチームワークで開発を進めています。2026年3月に鳥取砂丘で開催される月面探査を想定した「鳥取ローバーチャレンジ(TRC)」、そして5月にアメリカ・ユタ州で行われる世界的な火星ローバー競技会「URC」への出場を目標に掲げています。これらの大会では、ローバーの操縦や土壌採取などのミッション達成度が競われ、学生たちの技術力とチーム力が試されます。
クラウドファンディングで支援を募る理由
高度なローバー開発には約200万円の費用がかかり、自己資金や大学の支援だけでは賄いきれないため、クラウドファンディングに挑戦しています。KIT-AURORAは日本初の単独大学チームとして世界大会に挑む意欲的な学生団体であり、皆さまの支援が次世代の宇宙技術者育成と日本の宇宙開発の発展につながります。詳しくはプロジェクトページをご覧ください。