北海道後志に高性能 CTと移動診療車導入で地方の子にも高度獣医療を
後志地域の獣医療を支える新たな挑戦
北海道後志地方で動物病院を運営するニセコアニマルクリニックさんが、新たな医療設備導入のためのクラウドファンディングを開始しました。院長の中村知貴さんは獣医師歴25年のベテランで、これまで旭川市や後志地域で幅広い動物の診療にあたってきました。地域の動物たちが高度な医療を受けられる環境を整えるため、CTや移動診療車の導入を目指しています。
プロジェクトの目的と内容
現在、後志地域では高度な画像診断機器を備えた病院が非常に少なく、診断や治療のために札幌まで2時間以上かけて通う必要があります。中村さんはこの状況を改善し、地域の動物たちに迅速かつ適切な医療を提供したいと考えています。今回のプロジェクトでは、共和病院に64列CTを導入し、倶知安病院の代替としてレントゲンや超音波検査機を搭載した移動診療車を購入する計画です。これにより、遠方の患者さんへの往診や災害時の医療支援も可能になります。
地域と共に歩む未来へ
ニセコアニマルクリニックさんは、地域の皆さんの支えを受けながら成長してきました。今回のプロジェクトも、単に機材を導入するだけでなく、地域の方々と共に獣医療の拠点を作り上げることを目指しています。中村さんは、この取り組みが地方の獣医療の現状を変えるきっかけになると信じています。詳しくはプロジェクトページをご覧ください。