富岡シルク資源循環プロジェクト!国産シルクで新発想のヘアケアを提案
失われゆく養蚕文化の現状
かつて日本の産業を支えた養蚕業は、現在大きな衰退を迎えています。1926年には約200万戸あった養蚕農家は、2023年にはわずか146戸にまで減少しました。繭の生産量もピーク時の約8万トンから約100トンへと激減し、桑畑の面積も30万ヘクタールから2,000ヘクタールほどに縮小しています。特に世界遺産・富岡製糸場のある富岡市では、後継者不足や農地の転用により、かつての“絹の里”の姿が消えつつあります。
富岡シルク資源循環プロジェクトとは
こうした状況を受けて立ち上がったのが「富岡シルク資源(桑の葉)循環プロジェクト」です。桑の葉を活用し、富岡産シルクパウダーと国産ナノ化シルクフィブロインを組み合わせた新しいヘアケア商品『SILK REVERIE(シルク・レバリィ)』の開発を目指しています。このプロジェクトは単なる化粧品づくりにとどまらず、減少する養蚕農家の支援や農地の保全、自然との共生を通じて“美の循環”を未来へつなぐ挑戦です。
支援のお願いと今後の展望
クラウドファンディングで集まった資金は、プロトタイプの開発やパッケージデザイン、桑畑の保全活動などに活用されます。支援者には「SILK REVERIE 支援証カード」が贈られ、支援の循環を実感できる仕組みも用意されています。富岡の絹文化を次世代に継承し、地域と共に歩むサステナブルな社会づくりを目指すこのプロジェクトに、ぜひ多くの方の力をお貸しください。詳しくはプロジェクトページをご覧ください。