坂本龍馬ゆかりの御神木、倒壊。京都・武信稲荷神社「希望の再建」へ
樹齢850年の御神木が倒れる
2025年5月24日、京都市の武信稲荷神社にて、樹齢約850年とされる御神木の榎(エノキ)が大雨の中、雷鳴のような轟音とともに倒れました。長さ15メートル以上、重さ10トンを超える枝が社殿を押し潰し、境内は大きな被害を受けました。御神木は坂本龍馬ゆかりの木としても知られ、多くの参拝者に親しまれてきた存在です。倒木により社殿や参道が損壊し、現在は通常通りの参拝が困難な状況となっています。
神社復興に向けたクラウドファンディング
倒木による被害の修復には約1億2,500万円の費用が見込まれており、神社単独での負担は難しいため、クラウドファンディングが立ち上げられました。地域の方々や坂本龍馬を慕う人々、そして新たな支援者と共に、御神木の御霊を祀り継承し、心安らぐ祈りの場を取り戻すことを目指しています。現在は倒木の撤去や応急処置が進められており、今後は本格的な社殿の修復や御神木の保全事業が予定されています。
特別なリターンと支援の呼びかけ
支援者には、倒れた御神木の木材を用いた人間国宝や著名作家による特別な工芸品、限定御朱印、御神木の木珠や御札などのリターンが用意されています。これらは御神木の祈りや歴史を未来へつなぐ象徴として、支援者のもとに届けられます。神社の復興は単なる修復にとどまらず、地域と歴史をつなぐ新たな歩みとなるでしょう。詳しくはプロジェクトページをご覧ください。