アムールトラ「ショウヘイ」に、みんなでつくるおもちゃ箱をプレゼント
天王寺動物園にアムールトラ「ショウヘイ」が仲間入り
2025年6月、アムールトラの「ショウヘイ」が神戸市立王子動物園から天王寺動物園にやってきました。2019年に多摩動物公園で生まれたショウヘイは、新しい環境にもすぐに慣れ、現在は屋外放飼場で元気に遊ぶ姿が多くの来園者の注目を集めています。アムールトラは野生では広大な行動圏を持つ動物ですが、動物園の限られたスペースでも快適に過ごせるよう、飼育スタッフが日々工夫を重ねています。
ショウヘイのためのおもちゃ箱プロジェクト
野生のアムールトラは1,000平方キロメートル以上の行動範囲を持つと言われていますが、天王寺動物園の飼育スペースは約400平方メートルと限られています。そのため、ショウヘイに新しい刺激を与え、行動の多様性を促すことが重要です。現在はブイを吊るしたり、おやつを複数の場所に設置したりしていますが、スペースの制約から限界も見えています。そこで、クラウドファンディングを通じてショウヘイ専用のおもちゃ箱となるデッキを設置し、遊びの幅を広げる取り組みが始まりました。
みんなでつくる動物園の未来へ
天王寺動物園は110年以上の歴史を持ち、「動物たちが幸せに暮らせること」を大切にしてきました。しかし、近年の物価高騰や異常気象による来園者数の減少で、動物たちの環境改善に使える資金が限られています。今回のプロジェクトは、ショウヘイのおもちゃ箱を通じて、動物園と支援者が一緒に動物たちの暮らしをより良くしていく新たな挑戦です。設置後もおもちゃの内容を工夫し続け、ショウヘイの成長に合わせて環境を整えていく予定です。詳しくはプロジェクトページをご覧ください。
