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貧困・虐待などで親を頼れない若者に伴走支援を|若者おうえん基金

社会的養護を巣立つ若者の現状

日本には、貧困や虐待、病気などの理由で親元で暮らせない子ども・若者が約4万2千人います。こうした若者たちは児童養護施設や里親家庭で育ちますが、社会的養護を離れた後は、学びや就労、生活の面で多くの困難に直面しています。特に、就労・生活・学びの支援を必要とする困難を抱えた若者にとって、コロナ禍や物価上昇の影響で精神的な孤立や経済的な困窮が深刻化し、支援を必要とするSOSが増加しています。彼らは「見えにくい社会課題」として、社会の支援の網からこぼれ落ちやすい状況にあります。

若者おうえん基金の特徴と実績

首都圏若者サポートネットワークが運営する「若者おうえん基金」は、社会的養護を受けた若者や親を頼れない若者を支援するための基金です。2017年の開始以来、のべ259件の支援活動に1億5000万円以上の助成を行い、伴走支援者や支援団体への助成を通じて、制度の狭間にある困難なケースにも対応しています。基金は、若者が安心して学び働ける環境づくりを目指し、体験就労プログラムの実施など多角的な支援も行っています。

助成金には次の2種類の枠があります。
・伴走支援枠:若者に日常的に寄り添い、生活や就労を長期的に支援する団体を応援
・先駆的実践枠:新しい支援の形やモデル事業に挑戦する団体を応援

多くの申請が寄せられる中、財源の確保が課題となっており、さらなる支援の拡充が求められています。

支援の輪を広げるために

若者おうえん基金は、皆さまからの寄付によって成り立っています。寄付が増えることで、より多くの若者に必要な支援を届けることが可能になります。社会的養護を受けた若者たちが抱える困難は、本人の責任ではなく、生育環境に起因するものです。だからこそ、社会全体で支え合い、彼らが夢をあきらめずに生きていける社会をつくることが大切です。基金の活動は、政策提言にもつながり、若者支援の制度改善にも貢献しています。

本クラウドファンディングの募集期間は2025年8月28日から11月26日までです。詳しくはプロジェクトページをご覧ください。

プロジェクトページはこちら

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