お米100%クラフトビールで、「お米の新たな美味しさ」を届けたい!
お米100%の新感覚クラフトビール
今回ご紹介するのは、麦芽の代わりに国産のお米を100%使用したクラフトビール「ORYVIA(オリビア)」です。日本酒造りの技術を応用し、優しい味わいとお米ならではの旨みを実現しました。お米だけで造られたとは思えない美しい色合いと、和食との相性の良さも特徴です。さらにグルテンフリー、ヴィーガン、アレルゲン不使用で、食の多様性に対応した新時代クラフトビールとして注目されています。2024年8月には農林水産省の補助事業にも採択され、今後の展開が期待されています。
開発にかけた9年の挑戦と想い
ORYVIAの開発は、代表の道口靖央さんが2016年に唎酒師資格を取得したことがきっかけです。日本の米消費減少や酒蔵の減少といった課題に貢献したいという強い思いから、オーストラリアで醸造技術を学びながら試作を重ねました。試行錯誤の末、2023年に試験製造免許を取得し、本格的な醸造設備を導入。地元の特産品の副産物を活用し、環境にも配慮した製造体制を整えました。お米の新たな美味しさを伝えたいという熱意が、9年の長い道のりを支えています。
多彩な香味展開と今後の展望
ORYVIAは「雅(MIYABI)」「爽(SOU)」「凛(RIN)」「和(NAGOMI)」「醇(JUN)」の5種類の香味を展開予定で、それぞれ和食の様々なシーンに合わせて楽しめます。発売前にも関わらず多くのメディアで取り上げられ、幕張メッセで実施された展示会では97%以上の「美味しい」を獲得しました。今後は酒蔵とのコラボや耕作放棄地の活用、海外輸出も視野に入れ、日本発祥の新しいビール文化を創造していく計画です。詳しくはプロジェクトページをご覧ください。