大分 杵築 守江湾アサリ復活プロジェクト
守江湾のアサリ資源復活を目指す
大分県杵築市の漁業関係者が中心となり、「守江湾アサリ復活プロジェクト」がスタートしました。かつて豊かな干潟であった守江湾のアサリ資源は、河川改修や環境変化、魚類による食害などの影響で大幅に減少し、地域の潮干狩りも禁止される厳しい状況です。そこで、地域の漁業者たちは持続可能な養殖事業を確立し、アサリ資源の回復と地域経済の活性化を目指しています。現在は母貝団地で14トンのアサリを育成中で、5年後には年間約37.5トンの生産を目標としています。
地域と連携した多角的な取り組み
このプロジェクトは、杵築市役所や大分県漁業協同組合、大学、地元高校など多様な組織と連携して進められています。養殖事業だけでなく、環境モニタリングや干潟の施肥試験、広葉樹の植林活動など、海と陸の循環を意識した持続可能な仕組みづくりにも取り組んでいます。また、地域の若者や移住者の参画を促し、教育や地域活性化にも力を入れている点が特徴です。こうした多角的な活動を通じて、「ネガティブをポジティブに」変える成功事例の創出を目指しています。
支援方法と参加の機会について
クラウドファンディングでは、遠方の方には活アサリやハモしゃぶセットの配送、地元に来られる方には養殖作業体験や漁獲体験のリターンが用意されています。養殖作業体験は2025年7月、漁獲体験は2026年4月に開催予定です。目標金額は300万円で、設備費や養殖試験、返礼品の準備に充てられます。地域の未来を守るこの挑戦に、多くの方の支援と参加が期待されています。詳しくはプロジェクトページをご覧ください。
