MIRUIプロジェクトVOL.48 | 静岡傘屋アトツギが先人の想いを未来に繋ぐ
創業105年の伝統を未来へ
静岡県静岡市にある株式会社藤田屋は、創業105年の歴史を持つ傘とレイングッズの老舗企業です。和傘の製造から始まり、現在は洋傘やレイングッズの製造・卸売り、直営店運営、修理メンテナンスまで幅広く手掛けています。4代目の藤田大悟さんは、幼少期から店舗で育ち、傘を通じた人とのつながりを大切にしてきました。彼は一時大手メーカーに勤めた後、地元に戻り家業を継承。伝統技術の継承と新たな商品開発に挑戦しています。藤田屋は地域の風土の一部として、傘づくりの技術と文化を次世代に残すことを目指しています。
希少な傘職人の技術を守る
静岡県はかつて傘づくりの産地として栄えましたが、現在では職人の数が激減しています。藤田屋の母であり職人の藤田仁子さんは、数年かけて技術を習得し、手作りの傘づくりを復活させました。傘づくりは100以上の工程を要し、細部にわたる丁寧な作業が求められます。藤田屋は「ハンドメイドイン静岡」にこだわり、地域の伝統産業を盛り上げるべく、職人技術の継承と普及に力を入れています。また、傘を単なる使い捨ての道具ではなく、自分らしさを表現するアイテムへと進化させることも目標としています。詳しくはプロジェクトページをご覧ください。
多彩なリターンと店舗の魅力
今回のクラウドファンディングでは、藤田屋の職人が手掛けるセミオーダーの「仁心-nico-」や、アーティストとコラボした「da mon de」シリーズ、静岡出身デザイナー一柳綾乃さんとのコラボ傘など、多彩なリターンが用意されています。さらに、1991年にオープンした傘のセレクトショップ「パーティーレイン」や、2019年に開店したレイングッズ専門店「パーティーレインプラス」では、国内外の傘を取り扱い、専門知識を持つスタッフが最適な一本を提案しています。藤田屋はこれからも静岡に根差し、傘を通じてお客様の暮らしを豊かにしていきます。
