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いまこそ熊本で、外国につながる児童生徒の教育を充実させたい

言語や文化の壁を越え
ユニバーサルな教育を提供できる人材を
熊本にもっと増やしたい

いま熊本県では、「外国につながる児童生徒の教育の充実」が喫緊の課題となっています。「外国につながる児童生徒」とは、外国籍の子ども、外国にルーツを持つ子ども、母語や家庭での使用言語が日本語以外の子どもなど、言葉の面で特別な支援や配慮を必要とする子どもたちのことです。

現在、世界的半導体企業TSMC(台湾積体電路製造)の子会社JASMが、2024年末の生産開始に向け、熊本県菊陽町で工場建設を進めています。同工場の本格稼働に伴い、関連企業の集積が進み、外国人労働者やその家族の移住が増加することが予想されます。また、少子高齢化の急激な進行によって産業の各分野で人手不足が深刻化していることも、「外国人材の受入れ・共生」が大きな課題となる理由として挙げることができます。

これまでも熊本県では、外国につながる児童生徒の教育に関する取り組みを学校関係者や行政、NPOなどが行ってきました。しかし、外国につながる児童生徒の教育についての知識や経験を持つ教員や支援者の数は限られており、地域や学校による格差が非常に大きいのが実情です。

また、「外国につながる児童生徒」に必要なのは日本語指導だけではありません。子どもたちが置かれた状況や社会的背景に対する理解、各教科の学習支援、家庭との連携を含めた生活支援、多文化共生のための学校や地域の環境づくりなどを併せて進める必要があります。

そのため、熊本大学大学院教育学研究科(教職大学院)では、熊本県・市教育委員会、日本語指導センター校・拠点校、NPO法人「外国から来た子ども支援ネットくまもと」などの関係諸機関と連携するとともに、文部科学省の事業指定を受け、本年9月から「外国人材の受入れ・共生を支える教員等養成・研修プログラム」愛称:つながるプログラム)をスタートさせました。

本年度は、予想を大きく上回る53名の受講者にご参加いただいており、本プログラムは次年度以降も常時開設していくとともに、教職大学院の学位プログラム(正規カリキュラム)に組み込む予定です。しかし、その一方で、文部科学省の事業指定が本年度1年限りで終了するため、次年度以降のプログラム実施に必要な予算の確保が難しくなっています。そこで、クラウドファンディングによりその費用を募ることといたしました。

ここ熊本だけでなく、社会全体にかつてない大きな変化が起きようとしている今、「外国につながる児童生徒」を含め、誰もが安心して学べる教育環境づくりを進めていくことが私たちの願いです。
温かいご寄附を、よろしくお願いいたします。

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