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INTERVIEW

インタビュー

将来的に金沢観光のメニューに加えてもらえるようになることを目指したい。

今回お話を伺うのは、工芸家の「太田 志保」さん。太田さんのクラウドファンディングは、インタビュー時点で16名を超える方々に支持されています。そんな太田さんは、どのような想いで挑戦されているのでしょうか。それでは、早速お話をお聞きしたいと思います。

はじめに、太田さんが取り組まれている
プロジェクトについてお聞かせください。

はじめまして、太田志保です。
私が取り組んでいるプロジェクトは、伝統工芸である挽物の楽しさを体験を通じて発見してもらうことを目指しています。

私が魅了されている挽物という工芸は、科学的なメソッドが数多くあります。例えば、挽物は木を回転させて刃物で削りだすことから、とても物理的な思考が必要です。
削りだす刃物は、自分で鉄を熱してハンマーで叩いて作ります。その際、金属の特性から、熱する温度や冷ます温度、そして経過時間に注意しながら作ります。これはもう化学です!刃物の形は正に物理の賜物です!!

私が元プログラマだからなのか、木、つまり自然と向き合う仕事である木地師が想像以上に物理と科学があふれた論理的な仕事であることに驚きを感じつつとても惹かれました。
理屈で考えると、この木で作るべき、正しく・美しい形が見えてくる気がします。

この春に金沢駅近くに挽物の工房を開設するので、そこで一人でも多くの方に同じような感動を伝えられたら、と思いました。

目標金額の達成、おめでとうございます!
挑戦するうえで、大切にされていることはありますか?

ありがとうございます。
プロジェクトは、市場調査のつもりでリターン品のラインナップを考えました。漆器の完成品と工芸体験、ニーズはどちらにあるのかなと。
本人的には、他にはない内容ですし、工芸体験が推しだったのですが、実際は完成品の漆器が圧倒的に人気でした。

ちょうどプロジェクト公開のひと月前に工芸として初受賞した作品が一番人気でした。ネット経由ですし、実際に品物を見られないという意味では、第三者による「お墨付き」があるものはやはり強いのかもしれません。これからもコツコツと作品を作って技術を磨いてまいります!

そういうわけで、読みが大きく外れてしまいましたが、無事に目標金額を達成できてよかったです。
ご支援いただいた皆様にご満足いただけるよう、心を込めて作らせていただきます。

どのような未来を創っていきたいか、
最後に 今後の展望をお聞かせください。

まずは、挽物轆轤の工房の開設準備ですね。
今は、挽物轆轤の設置を終えて、木工に必要な工具もほぼ買い揃えたところです。作業場のDIYはこれからなので、使い勝手から配置をきめて、棚などを作って工房のオープンまではには制作環境を整えたいと思っています。

将来的には、金沢観光のメニューに加えてもらえるようになることを目指しています。

クラウドファンディングも2/29まで継続中です。
いまの推しのリターン品は、挽物轆轤の机とお揃いの栃の木材でつくる「酒器セット」です。こんなに綺麗な木目の栃の木はなかなかないのでぜひご検討ください

▼太田さんのプロジェクトはこちら
プログラマから木地師へ転身!金沢駅近の小さな工房で工芸を発信するプロジェクト
https://camp-fire.jp/projects/view/727519

『クラウドファンディング名鑑』では、みなさんの挑戦をご紹介しています。
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未来を創る挑戦者