【猫と人が共に生きる町へ】人吉球磨発・100匹TNR地域猫推進プロジェクト!
熊本県で始まった猫の命を守る活動
熊本県球磨郡で活動するNPO法人ネコハルは、地域の野良猫問題に取り組む団体です。代表の和泉嘉奈さんをはじめ10人のメンバーが、2023年11月に任意団体としてスタートし、2024年にNPO法人として正式に設立されました。彼らは「人知れず死んでいく猫たちを救いたい」という強い想いを持ち、地域の多頭飼育崩壊や野良猫の増加を防ぐために不妊・去勢手術(TNR)を推進しています。特に高齢者の多頭飼育崩壊が深刻な問題となっており、地域の猫と人が共存できる環境づくりを目指しています。
移動式手術車で効率的なTNR活動を実施
ネコハルは、にじのはしスペイクリニックの移動式手術車を活用し、2023年9月から定期的にTNR活動を行っています。これまでに117匹の猫の不妊・去勢手術を実施し、地域の猫の増加を抑制することに成功しています。しかし、多頭飼育崩壊現場や経済的に手術が難しい場所では、自己負担での対応が続いており、資金面での支援が必要な状況です。また、地域住民の意識改革も重要な課題であり、月に1回の説明会や相談会を開催し、TNRの理解促進に努めています。
地域と共に未来をつくるプロジェクト
ネコハルは今後も月に1~2回のTNR活動や説明会を継続し、地域猫の保護や譲渡も行っています。高齢化が進む地域での猫問題は複雑ですが、地域住民と連携しながら「不妊去勢手術が当たり前」の社会を目指しています。多くの猫の命を守るためには、皆さまの支援が不可欠です。詳しくはプロジェクトページをご覧ください。